ブルドッグの外観の特徴としては、肉付きがよくがっしりしていて、
肩幅が広く、重心が低く存在感の強さが、外貌の特徴です。
ブルドッグのこのような外観は、歴史を辿ると、
自分より大きな動物と闘うために培ったものです。
また、それほど大きくはない体に対して、その大きな頭もブルドッグの特徴でしょう。
この大きな頭は、顎周りの筋肉を発達させて頑丈にすることに役立ちました。
また、一度、獲物に食らいついたら、
姿勢を保ったまま、鼻から呼吸することができる鼻口部も特徴的です。
走る能力が必要なかったブルドッグは、
そのどっしりとした体格のせいもあって、左右に体を揺らす横揺れ歩きです。
ゆっくりとした歩きとなっています。
また、骨盤が小さいために、出産の際は難産になることが多いようです。
獣医師の指導のもと、行うことが賢明でしょう。
多くのブルドッグは、高いところから飛び降りたり、泳いだりすることができません。
ですから、ブルドッグを水の中に放ったりしないようにしましょう。
独特な骨格のために、息をするときにゼーゼーと音を出したり、
寝ているときはいびきをかいたり、よだれをたらしたりする特徴を持っています。
先が細く、短い尾も特徴的です。
被毛は滑らかな短毛です。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
ブルドッグの性格のお話です。
ブルドッグは不機嫌そうな顔をしていますが、
非常に陽気で、ひょうきんであいきょうのある性格の持ち主です。
また、素直で大人しい一面もある犬種です。
ブルドッグの犬種にみられる
「自分が納得しないことには従わない。」という頑固な一面はありますが、
飼い主を一生懸命に喜ばせようとする健気なところもあります。
大人だけではなく、子供とも仲よくすることができ、
知らない人とも友好的に振る舞うことのできる社交性を持ち合わせています。
時々、他の犬に対して攻撃になることもありますが、
他のペットに対してはそのようなことはなく、上手にお付き合いのできる犬種です。
ブルドッグの飼い方のポイント
ブルドッグの毛は獣毛ブラシでブラッシングするか、
固く絞った布で拭いてあげると効果的です。
でも、シワの間に汚れや食べかすなどがたまりやすいので、
シワの間まで丁寧に拭いてあげるようにしましょう。
食事をした後は、口の周りを拭いてあげるようにしましょう。
シャンプーは月1回程度するのがよいでしょう。
温厚でおとなしく性格なので、無駄吠えも少なく、
マンションなどの集合住宅で飼いやすい犬種です。
暑さには弱いです。夏場の高温多湿には、十分に気をつけてください。
散歩をするときは、暑い時間帯は避けたほうがよいでしょう。
ブルドッグは、朝夕に各10〜20分程度の散歩で十分です。
ブルドッグは利口な犬種ですが、状況を判断するために時間がかかるようです。
しつけをする場合には、指示に対して考える時間を与えてあげてください。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
ブルドッグの歴史について、お話しましょう。
マスティフ系の犬種が
ブルベイティングのために改良されてできた犬が、ブルドッグです。
ブルベイティングとは、13世紀にイギリス貴族が始めたのを発端に、
19世紀に至るまで、庶民の娯楽として人気のあった見世物(ショー)です。
その見世物は、杭につながれた雄牛に数頭の犬を放ち、
鼻や足に噛み付くなどして牛を倒した犬の持ち主に、
高額な賞金が支払うといったものです。
また、同じような見世物としてベアベイティングという
熊と犬を戦わせる見世物などもありました。
ブルドッグはこのような見世物のために、改良されてできた犬種です。
ですから、見た目を重視するよう均整の取れた体型などよりも、
敵を攻撃するための優れた能力を得ることを重視して、繁殖され続けました。
その結果として、短い口、噛み付いた状態でも呼吸のできる上向きの鼻。
噛み付く力を増強するためのしゃくれた下顎、
牛の角による反撃をかわしやすくするための短足と低い重心。
牛の角で攻撃されたときにダメージを最小限に抑えるためのたるんだ皮膚、
牛がブルドッグを振り落とそうとして暴れたときに、
噛み付いている犬の重心が前方にあるので、遠心力を掛かりにくくするための短い首。
など、ブルドックは独特の外観を有しているのです。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
さらに、当時のブルドッグは体重が60kg近くもあり、
性格は非常に攻撃的であり、凶暴でした。
1835年に動物愛護の観点で、
イギリスでの犬の闘技が違法行為となったことをきっかけに、
ブルドッグはその存在意義がなくなり、ブルドッグの人気は急落していきました。
もはや絶滅寸前という状況のなか、
ブルドッグの愛好家たちがその種を残そうと立ち上がりました。
攻撃性の少ない犬と交配させることによって、
ブルドッグの攻撃的な性格を温厚にして、独特な外見を残そうと考えたのです。
その結果、あの不機嫌そうな外見はそのままに、
ブルドッグの性格を180度変えることに成功しました。
性格的にとても愛想のよい犬へと変貌を遂げたのです。
まずは、闘争心や攻撃性を抑えることが重要視されました。
その結果、ブルドッグは非常に温厚で
紳士的な性格の犬に生まれ変わり、現在に至ります。
今では、ブルドッグは「勇気」「不屈」「忍耐」の象徴として
イギリス国犬に指定されています。
また、イギリス海軍のマスコットにもなっています。
ブルドッグという犬名は、ブル(雄牛)
と闘争させる【ブル・ベイティング】に使われた事に由来します。
ブルドッグの性格は、善良で勇敢、優しく温厚、紳士的で冷静沈着ですが、
訓練に対する反応は若干、他の犬種と比べると劣ります。
ブルドッグの波乱万丈な歴史は如何だったでしょうか。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア